開始時のそれぞれのバージョンは、Photoshop 3.0(すぐに4.0が登場し無償バージョンアップ)、Illustrator 5.0(5.5が出ていたのになぜか5.0を入れました)、Quark 3.3でした。
何となく、一番重要なのがQuarkで、PhotoshopとIllustratorはサブ的な感じにとらえていました。Quarkはそれほど重要なソフトでした。
印刷物の制作は、出来るだけQuark上で作って、Quark上で出来ないことのみ他のソフトの力を借りるという具合です。
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懐かしいVer.3.3の起動画面 |
なので、飾りの多い印刷物は大半をIllustratorで作成し、丸ごとQuarkに貼るというような場合もありました。
また、ドキュメントの初期設定とか、様々なパレットとか、現在でのあの機能があればなと思うものもあります。それほど優れたソフトだったのです。(その分、かなり高額でしたが)
Quarkはその後、4.0にバージョンアップし、飛躍的に使いやすくなりました。今まで出来なかったことも出来るようになり有り難かったものの、出力センターとの互換や文字関係で問題があったり、何より、出来なかったことを様々なプラグインで出来るようにしていたものがバージョンアップで使用出来なくなったりと、考えさせられる面も多々ありました。
そして数年前に更なるバージョンアップ(6.0)される際、追い掛けるをやめました。
Quarkはハードウエアキーのドングルが必要なのもデメリットでしたし、Illustratorの能力が上がり、差がなくなってきた点もあります。
Quarkをやめて、DTPソフトの主軸に何を据えようと考えた結果、、、Illustratorを使おうということになりました。
当初はAdobe製品だと互換性も高いだろうということで、PageMakerというソフトに手を出したこともありましたが、使いづらい部分がありQuarkに負け、現在売り出し中のInDesignを導入するかは迷いましたが、幸い(?)ページものは少ないですし、チラシならIllustratorで充分に対応出来るので、いけるところまではIllustratorで行こうという結論に達しました。
一番困るのは、現在はまだ大丈夫ですが、やがてQuarkで作成したこれまでのデジタル・データは全部ゴミと化すことです。当然ならがQuarkがなければ読めないので、今のPC環境が変わり、もうQuarkをインストール出来ない環境になったら、見ることすら出来ないことになります。
また、前回のQuarkデータをほんの少し修正するだけの仕事をどうするかも難しいところ。いずれIllustratorのデータに置き換えるのであれば順次変換していくべきところだし、でも面倒くさいし・・・。
Illustratorの形式で読めるようにしてくれるフリーソフトのコンバータがありますが、いまいち正確でないから、かなりの手直しが必要だったり、まったく使えなかったり・・・。
差し当たり、QuarkのデータをEPS保存し、それをIllustratorで読み込むという手順が一番無難なようですが、いちから制作し直した方が早いものもまた多いです。
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