2011年6月28日火曜日

ふみくら

「さーくる・ふみくら」さん3回目のご紹介です。

18号は2009年発行、12作品、69ページ。
19号は2010年発行、15作品、80ページ。
20号は2011年発行、14作品、74ページ。「東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈ります 黙祷!」とサブタイトルがついています。

20号は顧問の岡部勝司氏の寄稿『「あとがき」に代えて』が最後にあり、地震のことにも触れておられるが、それにしても20号というのは凄いことだ。つまり20年以上続いているということ。その間にメンバーも代わったりしているが、20年経てば当然20歳年をとる。この長い歴史に弊社も関われたことを誇りに思っています。

それでは感想コーナーですが、今回はのざわよしゑさんの誌『ウォータールー・ブリッジ』(18号収録)を取り上げます。
映画のワンシーンのようなロマンチックで素敵な雰囲気が漂っていて、悲しい話しまでカッコよく感じられます。悲しげな羊と予期せぬ人生をよそに、何事もなかったかのように過ぎていくというところ、無情感がありながら舞台がロンドンのせいか、なぜかカッコいい。のざわさんの作品は、作品からそのまま受ける印象とはもう一つ別の何かを感じさせてくれるものが多く、何となく心の隅をくすぐられるような感覚があります。

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