パソコンを使い、デジタル環境で制作していますので、「完璧な直線」とか「ムラのない色」等は得意(簡単)ですが、逆にアナログ感満載の手作り感のあるものは苦手です。
小さな文字で活字は使っていますが、目立つ部分はすべて手書き文字、手描きのイラスト、枠も直線的なものは最小限になっています。
これは実際に全部紙に書いて、それをスキャナーで読み込み、組み合わせる作業になります。当然、手書きの雰囲気満載になります。
例えば書体やイラストなども、手書きの雰囲気があるかわいいものもありますが、それでも本物の手書きにはかないません。
しかし、作業的には結構大変で、例えばメインタイトルの茶色い「どんぐりの森」という部分、書体による入力なら、大きさや色の指定も含め、長くても10秒で終わりますが、手書きの文字を入れるとなると、スキャナーにかけて読み込むのに短くても30秒、その後、取り込んだ画像を綺麗に着色するのに3〜4分、別のソフト上で出来た画像を配置したりするのに1分程度はかかり、合計早くても5分はかかります。これに実際に紙に書く時間がプラスされるのですから、何倍の時間が必要になるのか分かりません。
そしてこれが全編にあるのですから、画像の数も凄いものになりますし、当然時間もかかります。
しかし、こうやって出来たものを見ると、狙い通りの雰囲気が出せていて、感動を味わうことが出来るんです。
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