緊急事態宣言まで出され、学校も2ヶ月以上に渡り休校となっている現在のコロナ禍。
今後の見通しと、終束がどのようになるのかを考えてみます。
3月上旬に学校が休校となった際は、春休み明けまでで新学期の4月から再開と思いましたが、結果は現在も休校中です。3月上旬よりも感染者はずっと増え、終束するどころか拡大の一途なので当然です。
すると、GW明けも同じ状況になるのではないかと簡単に予測がつきます。
つまり、5月になっても終息するどころか、更に感染者は増えているという状況。つまり、緊急事態宣言を出した時点よりも悪化している状況です。
普通に考えれば、GWが終わって緊急事態宣言を解除する状況にはならないでしょう。
しかし、だからと言って、延々と休校、お店は延々と営業自粛では、経済も生活も持たないのは明らかです。例え早々と国民に10万円を配っても無理でしょう。
とすると、どういう状況になれば良いのか。
一番は、薬が開発されて、完全にコロナ・ウイルスを制圧した状況です。ですが、それまでには1年とか2年かかるでしょう。
その間、ずっと何もしないではいられません。
もう一つ考えられるのは、多くの人が感染して免疫を獲得し「もうコロナ・ウイルスは怖くない」という人が増えることだと思います。
つまり普通の風邪とか、一般に広く認知されている季節性のインフルエンザのような存在になることです。
これは、10年くらい前に発生した新型豚インフルエンザが参考になります。
豚インフルは、現在では従来のインフルエンザと一緒な扱いになっていて、予防接種ワクチンにも普通に含まれている存在になりました。
かかる患者数も、発生当時よりずっと多いですが、そのたびに大騒ぎしません。
「コロナ・ウイルスに感染した」「ふーん、お大事に」程度になるくらいにコロナが一般化すれば良いということになります。
特に、日本では30代以下では今のところ死者ゼロなのですから、もし30代以下が全員感染し快復したら、相当の数の日本人がコロナを恐れる必要がなくなり、病院に患者が殺到する心配もなくなります。
いえ、すでに実際に相当数の人が感染し、無自覚とかかなり軽く済んでいるはずです。当然、そういう人にはPCR検査をしていませんから、見えないだけではないでしょうか。
検査をした8割の人が無自覚か相当に軽いと言います。検査をした人は重症の人や症状がハッキリ出ている人、そしてその濃厚接触者ですから、症状が重い人の割合は相当に多いはずです。それでも2割の人だというのですから、軽い人はもの凄い数いるということになります。軽い人がうつしてしまったけれど、うつされた人も軽かったというパターンが数多く存在するはずだからです。初期の頃に感染経路不明でいきなり離れた場所に1人感染が確認されるというパターンは、これを表わしているのでしょう。
ですから、検査はPCR検査よりも抗体検査の方が意味があるように思います。
そうしないと、いつまでもずっと経済活動を中止し、世界恐慌が起きるのを黙って見ているだけになってしまいます。
政府は、緊急事態宣言を出した時よりも状況が悪化しているのに宣言を解除するのはおかしいと考えるかもしれませんが、それは感染者数だけを見た場合に悪化しているように見えるだけで、実際は免疫の獲得者数はその何倍もの勢いで増えているのですから、その視点では状況は随分改善していると言えるのではないでしょうか?
結局、世界中に広まったコロナウイルスが終束することはなく、事実上、「皆が諦めを認知した時が終束」ということになるのではないかと思います。「普通の風邪になった時」という意味です。
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